あらすじ
婚約を破棄され、すべてを失った元侯爵令嬢ミティンシュカ。
王都を離れ、幼い頃に憧れていた冒険者になるため、一人で旅に出る。
しかし、旅の知識も経験もない彼女は、初めての野営すらまともにできず、とうとう街道脇で倒れてしまう。
そんな彼女を助けたのは、依頼帰りの平民の傭兵ヴェリスヴァルトだった。
人に囲まれながら、誰にも頼ることのできなかったミティ。
そして、文字通り一人で生きてきたヴェリス。
孤独の形は違っても、二人はどこか似ていた。
一緒に依頼を受け、魔物と戦い、食事をして、野営をする。
そんな日々の中で、二人は少しずつ互いを知っていく。
いつしか、一人でいることが当たり前になっていた青年の隣には少女がいて。
一人で歩き始めた少女の隣には、いつも青年がいるようになっていた。
これは、そんな二人の冒険の物語である