あらすじ

毒殺未遂の濡れ衣を着せられ、爵位も故国も失ったリゼットは、雨の国境を越えたところで靴底まで失った。ぬかるみに座り込む彼女は、靴職人として暮らす亡命王子ジュリアンに出会い、彼の小さな工房で働いて自分の足で暮らし直すことを選ぶ。彼は身分も未来も聞かず、王冠を溶かして作った一本の靴釘で、まず彼女が次の一歩を選べるよう靴を直す。やがて二人の過去を旗印にしようと故国の使節が訪れるが、望むのは王宮への帰還でも復讐でもない。歩く距離を一日ずつ増やし、働き、食卓を囲み、小さな工房と互いを選び直す。

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小説を読もう2026/09/05
  • 現在の作品亡命王子は求婚より先に、私の靴底を直しました