あらすじ
「アリサ・ガーネット! きみとの婚約を破棄する!」
第一王子クリスから突然婚約破棄を言い渡された伯爵令嬢アリサ。
理由はよくわからないが、王宮から追放されることになった。
しかしアリサは落ち込まない。
なぜなら彼女は、大のお茶好きだったから。
追放先として選んだのは、幽霊が出ると噂される辺境の古城。
陰気で古びた城だけれど――お茶会ができるなら、アリサにとっては「いいところ」だった。
ところが、さっそく現れた幽霊たちには、それぞれ困った事情があるようで……?
幽霊たちの問題を解決していくうちに、いつしか城は少しずつ綺麗になっていく。
そして城主であるシェルマン辺境伯・フランツは、どうやら幽霊が苦手なうえに、ひどい寝不足らしい。
「私の貞操より、猫の命と、シェルマン辺境伯の安眠が大事です!」
幽霊猫をきっかけに、古城に隠された秘密の通路へ踏み込んだアリサ。
そこで彼女が見たのは、幽霊たちと城を大切にする、変わった辺境伯の姿だった。
お茶会から始まる、幽霊だらけの古城でのんびり暮らし。
そして最後には、元婚約者の王子もやってきて――?