あらすじ
50代前半の独身女性・さくらは、ベーカリーカフェで働きながら、いつも周囲の顔色を窺い、理不尽な要求に耐えるだけの日々を送っていた。
「私が我慢すれば丸く収まる」
そうやって他人に人生の主権を明け渡していたある夕暮れ、自分の世界を100%楽しむ風変わりな男性客と出会う。
彼の紡いだ「ある言葉」をきっかけに、さくらは自分が自分に「耐える呪い」をかけていたことに気づく。自分の思考が、この世界を作っている。それに気づいた瞬間、モノクロだったさくらの現実に、鮮やかなフルカラーの世界が広がり始めて――。
一歩を踏み出す大人の女性に贈る、希望とロマンティックな予感に満ちた一話完結の物語。