あらすじ
世界の音が、壊れている。
16歳のショウには、誰にも聞こえない「不協和音」が聞こえる。
人の顔が崩れ、空に幾何学模様の亀裂が走り、世界そのものが巨大なシステムのバグのように歪んで見える。
親からも社会からも「ただの数字」として無視され、居場所を失ったショウは、
同じ違和感と傷を抱えるミナ、タクと出会い、禁じられた数式と「存在しないはずの物質」を手にする。
目的はひとつ。この偽物の世界を、修正すること。
しかし、彼らを静かに導いた家庭教師・ハルの目的は、別のところにあった。
「完璧だ。なんて美しい……」
少年少女の破滅を特等席から眺め、自習室で赤ペンを滑らせる傍観者。
その瞳の奥にある、底知れない狂気とは。
世界を書き換える、禁断のノイズ。
配信ボタンが押された瞬間、日常は音もなく喰い破られ、東京の夜景は「黒い四角(ドット抜け)」に削り取られていく。
これは、世界に見捨てられた三人の少年少女が、
自分たちの「痛み」を証明するために始めた、世界規模のバグ修正の物語。
――これは救済か、それとも崩壊か。
――なお、作中のページ数、コマ割り、作画指示等は、あくまで原作者としてのイメージ・目安となります。実際のコミカライズに際しては、編集・作画の皆様とご相談の上、柔軟に調整・決定できればと考えております。