あらすじ

「私、恋をしてみたいのです。コンラット様」 「…………はい?」 王女付き侍女として働くシイナは二十六歳。 仕事にはそれなりに自信があるけれど、これまで誰かに恋をしたことがない。 誰かに会えるだけで嬉しくなったり、会えない日は寂しくなったり——そんな恋を、自分も一度くらいしてみたい。 そこでシイナは、仕事終わりにいつも一緒にお茶を飲んでいる三歳年下の近衛騎士コンラットに、恋愛相談を持ちかける。 男性と二人で出かけるには? どんな相手を選べばいい? 手を繋ぐのは、恋人同士なら普通のこと? 「……では、私と練習してみますか?」 頼りになる年下の友人に教えてもらいながら、シイナは少しずつ恋について知っていく。 ――けれど、シイナは知らない。 恋愛相談をしているその相手こそが、シイナに片想いをしていることを。 そして、まだ知らない。 会えると嬉しい。 一緒にいると楽しい。 他の女性と話していると、なんだか胸が苦しい。 知りたかったはずの「恋」は、いつの間にかすぐそばで始まっていた。 恋を知らない年上侍女と、好きだと言えない年下近衛騎士。 これは「恋をしてみたい」と願った女性が、大切な人への気持ちを一つずつ知っていく恋のお話。

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小説を読もう2026/09/05
  • 現在の作品恋をしてみたいのです、コンラット様 ~片想い中の年下騎士とは知らず、恋愛相談をしています~