あらすじ

ヴァレンタイン帝国の皇位継承者であり、帝国最強と謳われる姫騎士リーズレット。彼女は剣闘試合で「自分に勝った者と結婚する」と宣言し、四年間無敗を貫いてきた。 五年目の挑戦者は、東の島国から流れてきた旅人タクミ。 彼は最強の宝刀を持っていたが……剣の腕ではリーズレットに及ばない。だが彼は、見えない糸を操る不思議な技と口先だけで、帝国最強の姫を丸腰にしてみせた。 これは、剣で勝とうとしない男と、剣しか知らなかった姫が、策と弁舌と仲間を武器に、一つの国の形を変えていく物語。 一度の戦いで互いに見えない糸で結ばれた二人であったが、婚姻の条件として皇帝が突きつけたのは、大樹海の蛮族討伐だった。 厄介払いの、体のいい死地である。 だが辺境で二人が見たのは、蛮族などではなかった。首に枷を嵌められ、肌に番号を焼かれた獣人たち。そして彼らを「人間ではない」と言い張る、たった一行の法の穴。 剣では、この敵は斬れない。 姫騎士と異国の王子が、やがて手に入れるものは、いったい何か。

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小説を読もう2026/09/05
  • 現在の作品最強の姫騎士と、見えない糸で結ばれた異国の王子