あらすじ
全国模試で常に上位を争う秀才・朝倉湊。
そんな彼には、幼い頃から何をするにも競い合ってきた幼馴染――神崎玲奈がいた。
勉強でも、テストでも、全国模試でも。
勝ったり負けたりを繰り返す二人にとって、互いは最高のライバルだった。
けれど高校三年生の冬、湊の人生は一変する。
玲奈が事故に遭い、この世を去ってしまったのだ。
「もっと話せばよかった」
「もっと一緒にいればよかった」
「……本当は、ずっと好きだった」
後悔だけを抱えたまま十年が過ぎたある日、湊は奇跡に遭遇する。
目を覚ますと――そこは、玲奈が事故に遭う一か月前の世界だった。
「……玲奈?」
生きている。
もう一度だけ、彼女に会えた。
未来を知っている湊は、今度こそ玲奈を救うことを決意する。
しかし、二度目の高校生活で待っていたのは、かつてと同じ「勉強の勝負」だけではなかった。
「今度は、恋愛でも勝負しない?」
秀才同士の意地とプライド。
幼馴染だからこそ素直になれない二人の恋。
そして、絶対に変えなければならない未来。
一度失った青春を取り戻すため、湊はもう一度、玲奈と競い合う。
――今度こそ、君の未来を守るために。