あらすじ
「人の気持ちを言葉にすることはできる。でも、自分の恋だけは書けない」
魔法によって「言葉にならない本心」を手紙へ変換できる特殊な書記官リディア・エヴァンス。
しかし彼女自身は幼い頃から、「感情よりも役に立つ文章を書きなさい」と教育され、自分の気持ちを表現することが苦手だった。
婚約者からも、「お前は便利だが、妻として愛せない」と言われ婚約破棄される。
王宮を追われたリディアは地方都市で小さな「魔法の手紙屋」を始める。
そこで出会ったのが、戦争で英雄となったものの「冷酷な公爵」と恐れられる男。
彼は誰よりも手紙を書くことを嫌っていた。
なぜなら──
昔、たった一通の手紙を信じたせいで、大切な人を失ったから……
人の恋文を代筆して幸せを届けるヒロインと、誰の言葉も信じられなくなったヒーロー。
「言葉」をテーマにした恋愛ファンタジーをお楽しみください。