あらすじ
没落していく竜化貴族たちの和風ダークファンタジー
周りに助けられながらゆっくりと自己形成していく竜化貴族の少年の成長譚
狂竜ヨレハが大陸侵攻に失敗してから140年後。
謎の殺人竜《明滅の暗黒竜》が現れ、再び大陸の村が焼かれた。
大陸を支配する剣士と魔術師たちはヨレハと同じ竜化出来る能力を持った人間《ミノウチ竜》達が暮らす小さな島国、ミノウチ竜王国に疑いの目を向ける。
ミノウチを統べる竜化貴族《竜代村澤家》の三兄弟
生まれつき顔が半竜半人の長男イシア
圧倒的強さと速さで国民的スターの次男雨泉浪(ウィズロー)
少しお茶目でキレやすく内省的な三男勇参(イサン)
竜化能力者であれば翼竜であることが当たり前のこの世界で、翼を持たない二足歩行型のミノウチ竜に竜化する三男、村澤勇参は子供の頃から誰にも共感されないコンプレックスを抱えながら育った、少し性格の暗い、どこにでもいそうな少年。
ある日、竜化の酷使による過労から、長男イシアが倒れる。
兄の卒倒をきっかけに、勇参はミノウチを知る旅に出る。
翼を持たない竜として、地面を見つめ歩き、いつか国民から慕われる立派なミノウチ竜になるために。
勇参の旅が軌道に乗ると共に、大人の世界では《剣士×魔術師×竜化能力者》による三国の騙し合いが静かに始まろうとしている。