あらすじ
世界には、決して関わってはならない十三人がいる。
A、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J、Q、K――。
《凶宴-CARD》。
国家すら恐れる彼らに、正義も悪もない。
戦争を起こすこともあれば、滅びゆく国を救うこともある。
すべてはただ、退屈な世界を面白くするため。
その《凶宴-CARD》によって、ひとつの国が滅ぼされた。
王城は崩れ、街は焼かれ、父を奪われた王子シオンは、生き残った民と共に祖国の再建を始める。
――それから数年。
世界各地で囁かれる、十三人の噂。
国家間に突如として起こった戦争。
疫病に滅びかけながら救われた国。
何者かによって討ち倒された災害級の竜。
そのすべてに、十三人の存在があった。
《凶宴-CARD》が存在する限り、再建した祖国に真の平和は訪れない。
国を守るため。
そして、父の仇を討つため。
シオンは《凶宴-CARD》を追う旅へ出る。
やがて彼に目覚めるのは、凶宴を攻略するための謎の力――《DEALER》。
十三枚のカードを一枚ずつ狩り、その先にいる“四人”へ。
だが彼はまだ知らない。
自らが始めたはずの復讐さえ、
すでに“ゲーム”の中にあったことを。