あらすじ
「この国、僕が買い取ってやるよ」
冒険者として魔獣を狩り、遺跡を漁って日銭を稼ぐ青年、アドバン。
だが、彼には剣の腕以上に突出した才能があった。
――それは商才である。
獲った魔石を少しでも高く売るため商人と直接交渉し、相場を読み、利益を計算し、ときには自ら取引先まで開拓する。 冒険者でありながら、異常なまでの商才を発揮するアドバン。
そんな彼はある日、突然、自分が滅亡寸前の小国ヒラルダの王位継承者だと知らされる。
王になんてなりたくない。 だが、王になれば――底辺冒険者として蔑まれてきた仲間たちを守れる。
アドバンは、王になることを決意する。
しかし、玉座に座った彼を待っていたのは、空っぽの国庫、腐敗した役人、時代遅れの商業制度。 そして何より――冒険者たちが国一番の稼ぎ頭なのに、なぜか貧しい国だった。
「面白い、どうせやるなら――この国、世界一儲かる国にしてやるよ」
剣と商才で成り上がってきた冒険者が、貧しい小国を、世界中の商人が集まる経済大国へ作り変える。
これは、最底辺の冒険者だった青年が、仲間を守るために王となり、国を丸ごと巨大な“稼ぎ頭”へと変えていく、超経済国家経営ファンタジー。