あらすじ
「あなたは生前、人の為に生き皆の心の花束でした」
事故で命を落とした青年・芦屋石橋(あしや いしばし)の前に現れたのは、慈愛に満ちた笑顔と心洗われるような言葉遣いを持つ、極上に性格の良い神様だった。
どんな願いも叶えてくれるという神様に、石橋は長年の夢を伝える。
「誰かを傷つけることも、争うこともない、一番小さくて弱い存在になりたいです。……例えば、底辺雑魚モンスターのゴブリンのように」
神様は石橋のつつましい望みに深く感動し、温かな祝福とともに彼を異世界へと送り出した。
目覚めた石橋の手足は緑色で、背丈も小さく、望み通りのゴブリン(イシバ)へと生まれ変わっていた。
そこは、過酷な弱肉強食の戦場――ではなく、穏やかな風が吹き抜け、優しい住人たちが助け合って暮らす、光に満ちた「優しい世界」。
深遠な優しさを持つ神様に心からの感謝を捧げながら、イシバは出会った仲間たちと手を取り合い、話し合いによって問題解決をしながら争いのないおだやかな日常を紡いでいく。
傷つき疲れた魂をそっと包み込む、世界で一番あたたかい、ハートフル異世界転生ファンタジー。