あらすじ
【全8話・完結】
朝倉彼方(あさくらかなた)には、誰にも隠していない黒歴史がある。
自作の必殺技。
長ったらしい詠唱。
世界を滅ぼす神々。
そして、それらをびっしり書き込んだ黒歴史ノート――《漆黒聖典 ver.ⅩⅢ》。
「格好いいんだからしょうがねえだろ」
そう開き直って高校生活を満喫していた彼方だったが、ある日、学校が謎の結界に閉ざされ、異形の怪物が現れる。
幼馴染の久世日向(くぜひなた)を守るため、半ばヤケクソで黒歴史ノートの詠唱を口にした彼方。
すると――妄想だったはずの能力が、本当に発動した。
しかも、なぜか日向はその力について知っている。
彼方が書いた覚えのない能力。
既に死んでいるはずの、その力の持ち主。
世界を終わらせる《神》。
やがて彼方は知ることになる。
自分と日向が、これまで何度も出会っていたことを。
そして彼女が――彼方の知らない世界で、何度も彼を失ってきたことを。
これは、
何度世界が終わっても。
何度大切な人を失っても。
「また明日」と笑うために戦う、少年と幼馴染の物語。