あらすじ
森川さとみ 30歳
「自分には、何の価値があるんだろう」
そう思いながら生きてきた。
お金が欲しかった。
でも、本当に欲しかったのは、それだけじゃなかった。
誰かに必要とされたかった。
女として見てほしかった。
愛されていると感じたかった。
そんな思いを抱えた私は、ある日、夜の世界へ足を踏み入れる。
面接で出会った店長から言われたのは、
「もう、脱げば稼げるっていう時代ちゃうで」
という言葉だった。
簡単に稼げる世界だと思っていた。
けれど、そこには一人ひとりの人生があり、欲望があり、孤独があった。
誰かに必要とされることで、自分の価値を確かめようとした私。
服を脱ぐたびに、少しずつ自分を失っていく。
それでも、いつか気づく。
誰かに愛されなければ、自分には価値がない。
そんなことは、なかったのだと。
これは、愛されたかった一人の女性が、
貴方に出会って自分自身を取り戻していく物語。