あらすじ

憧れたお伽噺(ファンタジー)は、俺たちを殺そうとしていた。 銃声と悲鳴が交錯するニューロッパの惨状。 ボルトアクション小銃《GeW13》を手に、泥まみれの塹壕で今日を生き延びるだけの泥臭い兵士。 エルフ、オーク、コボルト——絵本の中の存在は、人類を効率よく屠る殺戮兵器として襲いかかる。 友を失い、泥を舐め、生存本能だけで死線を潜り抜けた男は、戦場で「本物の英雄」と出会う。 純白の甲冑を纏う竜殺しの騎士、ヤスカヤ支隊。 「俺たちは逸れものだ。一緒に来れば地獄を見るぞ」 「地獄なら、もう飽きるほど見てきた」 無名の歩兵は、泥で汚れた銃を抱え直し、英雄たちの背を追う。 これは、綺麗事を銃爪(ひきがね)でぶち破り、地獄の底から己の物語を書き叩きつける男の泥濘(でいねい)戦記。

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小説を読もう2026/09/05
  • 現在の作品御伽噺に銃爪を〜泥濘のクロニクル〜