あらすじ
〇あらすじ
『山本さくら』は転生者である。けれどよくある異世界ではなく、見慣れた現代日本。けれど見渡す限り、白と黒。そしてたまに見える吹き出しやオノマトペたち。そう、彼女が転生したのは漫画の世界であった。最初はそんな色のない世界に絶望していた彼女だったが、主人公を発見し『巻頭2Pカラー』の場面を見ることで待ち望んだ“色”と再会する。
目的はただ一つ、原作者以上にこの世界をかき回し読者人気を得ることで、カラーページを手に入れること。そして最終的に全ページカラーの豪華版に辿り着くこと。色に囲まれた生活を取り戻すため、彼女は暗躍を始める。
けれど、作者も連載継続のためテコ入れなどを試みるわけで……。え、この漫画って純粋な学園恋愛モノじゃなくてバトル要素もあるんですか!?
漫画内世界で“主人公”たちが霊能力バトルを熟す裏で、作者と今後のより面白い展開のため殴り合う彼女の物語が今始まる。
〇主要キャラクター
・山本さくら
巫女、転生者。
この世界が漫画世界であることに気が付いており、漫画で描写された世界をそのまま見ることが出来る(視界のすべてが白黒で、オノマトペや吹き出しを視認することが出来る形)。彼女視点では急に生えてくる設定に苦労しながら、この世界をより面白くすることで読者を得て、大量のカラーページを手に入れるために動く。めざせ全編カラー化! もしくはアニメ化!(今回の作中内描写では、読者人気を高め連載を続けさせながら巻頭カラーなどを狙っていく形)。
作中最強キャラであり、世界を面白く見せながら、この世界の神ともいえる“作者”がお出しする展開を勝手に潰したりして戦う。(作中キャラなため、作者と意思疎通出来ないが故の弊害)
・塚本樹里
作中漫画世界における主人公。剣道部所属。ひょんなことから謎の怪異に襲われてしまい、胸部から刀を取り出すという霊能力に目覚めてしまう。常人では認識できな霊能力の世界、彼女はそこに潜む怪異たちから夜の街を守るために、霊能力バトルに身を投じて行くことになる。
その心臓部に刀剣を宿しており、それを用いて戦う。刀剣とはほんの少しだけ意思疎通が可能。
・夏みかん
主人公(塚本樹里)の親友。帰宅部。暗躍の為に塚本樹里に近づこうとした山本さくらに利用される。明るい性格でムービーメーカー的立ち位置。本来は何の力も持たない普通の女子高生だったが……
山本さくらが実験として生み出した霊的なグローブを使って戦う。記憶なども山本さくらに弄られているが、本人にその自覚はない。
・笹沼先輩
塚本樹里が密かに好意を寄せる相手、黒幕眼鏡優男。
塚本樹里を研究対象とみており、その力に興味を示している。
・作者
山本さくら達が住む漫画世界の作者。
最初は恋愛系の話を書こうとしていたが、編集者の要求によって急遽路線変更。塚本樹里を主人公にしたバトルあり恋愛ありの話を書こうとした。だがそのせいでさくらが勘違いを始め、自己判断で漫画を良くしようとするように。彼女が勝手に暴れるため常に苦労している。『キャラが勝手に動いたッ!?』が事実になってしまっている人。
〇舞台設定
メインとサブの2軸
・メイン
山本さくらが作中世界の巫女として暗躍しながら、『漫画』を盛り上げるために活動していく。しかし彼女は作中内キャラクターであるため、物語の作り手である作者の考えは解らない。そのため作者が用意していたプロットを勝手に破壊してしまったり、措定外の暴走をすることも。互いに何を考えているのか解らない相手に悶え苦しみながら物語を作っていく。
主人公最強、暗躍、霊能力バトル、『キャラが勝手に動いた!』を実際に行う。
・サブ
塚本樹里を中心とした、作中漫画世界の本筋。塚本樹里がとあるきっかけで巻き込まれた霊能力の世界で起きる、常人では把握できない怪異や妖怪たちとの戦いを描いて行く。適宜山本さくらや作者からのテコ入れが起きるが、基本的にそれに気が付くことなくお話が進んでいく。
※
この作品は同タイトルの自作小説をコンテスト用に再構築した物です。レギュレーションに合わせた台本契約になっていますので、小説版をお読みになりたい方は下記のアドレスを参照ください。
漫画世界に転生した巫女はカラーページが欲しい。
(https://kakuyomu.jp/works/822139838323476359)