あらすじ
雨が降る放課後の教室で、静かに読書を楽しみたい女子高生、斎岡。
だが、その平穏は隣のクラスのお調子者女子、猫路地の乱入によってあっけなく破られる。
「ノックバックって受けたことある?」
「カンブリア紀っていつごろ?」
突拍子もない問いかけに、あからさまな言葉遊び、不意打ちの「だいすき」——。
レモンクッキーの香りと琥珀糖の輝きに包まれながら、静寂を愛する斎岡の心は猫路地のペースに少しずつ乱されていく。
うっとうしくて、けれど愛おしい。
雨が止むまでの短い時間、不器用な二人が織りなす、甘くて少しおかしいけれど、丁度いい、そんな放課後会話劇。