あらすじ

蝋燭商会の長女マルゴは、妹リュンヌへドレスも教師も部屋も譲り、家業の実務まで無償で背負ってきた。母が差し出した「欲しい物を全部書くリスト」を見て、彼女は初めて気づく。そこに並ぶのは品物だけで、姉の労働も名前も将来も、そもそも見られてすらいなかったのだ。マルゴは記載された物だけを正当に渡し、完全な手順書を残して家を出る。妹も手順書を開き、受け取るだけだった暮らしから働く責任へ踏み出す。婚約者エミールにもすぐにはすがらず、一年間、対等な共同事業を育てたあと、自分の望みとして彼を選ぶ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/04
  • 現在の作品妹の欲しい物リストに、私の人生だけありません