あらすじ

【猛毒――廃棄可能】 「ゴミを捨てるだけ」と笑われたFランクスキル《廃棄》が、最初に捨てたものは――人を殺す猛毒だった。 伯爵家の次男レオンは、十五歳の《祝福の儀》で最低評価Fランクの固有スキル《廃棄》を授かる。 《不要なものを廃棄する》。 ただそれだけの能力だと判断され、「家にとって価値がない」と、その日のうちに勘当されてしまった。 家名も居場所も失い、荒れ果てた辺境《灰境グレイヴ》へ向かったレオン。しかし旅の途中、毒蜘蛛に噛まれ、死を覚悟した瞬間――初めて《廃棄》が本当の力を見せる。 【猛毒――廃棄可能】 身体を蝕んでいた毒は、一瞬で消えた。 だが、その直後。 【廃棄処理完了】 【転送先:■■■■】 「……転送先?」 《廃棄》したものは、本当に消えているのか。 やがてレオンは、辺境に捨てられていた一つの廃村へ辿り着く。 汚れた水を蘇らせ、荒れた土地を直し、自分と同じように行き場を失った者たちを迎え入れながら、誰にも奪われない「帰る場所」を作っていく。 捨てられるのは、毒だけではない。 呪いも、汚染も――この世界にとっての「不要なもの」さえも。 けれど、レオンはまだ知らない。 世界が何千年もの間、捨て続けてきたものの“行き先”を。 これは、“いらない人間”として捨てられた少年が、自分たちの帰る場所を作り――やがて世界そのものの《廃棄》と向き合う物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/04
  • 現在の作品ハズレスキル《廃棄》で追放された俺、辺境の廃村を最強の自治領に変える ~今さら戻れと言われても、もう俺には帰る場所がある~