あらすじ

日本の南で、静かに積み上がる観測値。 台湾の研究者リンは火山の“変化”を記録し続け、 外交官チャンは日本から届く行政文書の余白に深まる慎重さを読み取る。 やがて南西航路は降灰と軽石で閉ざされ、 日本は外界との海路をほぼすべて失う。 それでも台湾は最初に動いた。 係留支援の準備、物資調達、北方回廊の開通—— 大きな声では語られない支援の意思だけが、 冬の北海道に静かに届いていく。 世界は日本を見捨てていない。 その事実だけが、変わった地図の上に淡く残る。

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カクヨム
カクヨム2026/09/04
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