あらすじ

街道筋の小さな家で、薬を商い、厄除けの札を書く道士がいる。名を沈暁という。 ある夕暮れ、彼は道端に血の跡を見つける。辿った先にいたのは、まだ息のある一人の若者だった。 介抱の一夜が明け、目を覚ました青年・楊文は、要領を得ない話を語り始める。自分の門派・白澗観で、一夜にして仲間たちが「人でなくなった」のだと。 「案内してほしい」 そう言ったのは、沈暁の方だった。 天理に背く丹、還らぬ死者の軍、天譴を解く文。 多くを隠した男の隣に、名を呼ばずに立ち続ける男がいる。 静かな喪失と、まだ言葉にならない秘密を抱えた者たちの、旅の物語。 ______________________________ 中華風世界を舞台にした、道士と剣士のBL幻想譚。怪異、剣戟、そして言えなかった言葉の話。 (※)【旧版】天理の石を改稿・加筆したものです。全3部作。レーティングやジャンルが変更されています。

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カクヨム
カクヨム2026/09/04
  • 現在の作品天理の石