あらすじ
二十九歳で死んだ佐伯悠真が目を覚ますと、目の前にはとんでもなく可愛い十八歳の侯爵令嬢がいた。
好みのど真ん中だった。
「結婚したい」
「嫌です」
問題は、その美少女――リリアが、異世界へ転生した悠真本人だったことである。
本来なら一人になるはずだった前世の悠真と、十八年間を異世界で生きたリリア。
なぜか二人に分かれてしまった結果、悠真は本気で「自分自身との結婚」を目指し始める。
父親には怒鳴られ、神官には困惑され、婚姻制度には想定されておらず、当のリリアには毎日のように断られる。
それでも二人で暮らすうち、同じだったはずの二人は少しずつ違う人間になっていく。
――これは、自分に一目惚れした男が、本当にその人を好きになるまでの話。
そして、
「転生先の美少女が俺なんだが、どうすれば結婚できますか?」