あらすじ
遠い未来に、新しい時代区分ができた。
近世戦国時代――そう呼ばれたこの時代は、都道府県たちが郷土愛と、名物、名産をかけて、天下統一を目指した時代だった。
戦国時代のように、100年ほど続くと思われたその時代の終止符は、唐突に打たれた。
日本の面積の約5分の1を占める圧倒的な広大さと、圧倒的知名度を誇る「北海道」。彼は東京、愛知、大阪をも降伏させ、自らは魔王として頂点に君臨した。
――しかし、圧倒的な影の薄さゆえに、「脅威にならなそうだし、併合するだけ時間の無駄」と見くびられ、放置された県たちがいた⋯⋯