あらすじ
これはとある王国、そして世界を救ったbuddyの話、その国サブセード王国は、5つのエリアに分けられた国である。中心のエリアAに近づくほど魔獣という凶暴かつ強力な化け物が現れる国、人々は5〜7歳頃に体に紋章を浮かび上がらせ、個々の特殊能力を得る。その能力を活かし、魔獣や賞金首を狩る者たちが「ハンター」。
主人公のネウロ・プライムは、エリアDの小さな村で母と二人暮らしをして育った青年。7歳の時に右手の掌に「箱」のような紋章が現れ、触れた物を収納する能力を発現した。金銭的に苦しい家計を助け、隣家の姉のような存在、マリーに喜んでもらいたい一心で、子どもには早すぎる山の度胸試しに挑む。道中で苦しむ狼を救い、ギラギラ花を手に入れたネウロは、その狼に助け返されながら生還する。この経験が、後の彼の選択を大きく左右することになる。
時は流れ、ネウロは狩人組合に所属したばかりの新人となった。エリアCの片田舎で畑を壊滅させられた老夫婦の依頼を受け、緊張でガタガタ震えながら初任務に臨む。深夜、寝起きの状態で放った矢は外れ、危うく命を落としかける。その瞬間、突如現れた狼耳と尻尾を持つ獣人が、圧倒的な力で魔獣を殴り飛ばし、ネウロを救う。力尽きたように倒れたその姿を見て、ネウロはかつての「狼くん」を思い出す——。
ネウロの収納能力と、獣人の圧倒的な身体能力・感覚。対照的でありながら補い合う二人は、やがて王国全体を覆う凶悪な勢力と戦うことになる。
初々しい新人狩人と、獣人。二人の「世界を救う」物語は、緊張と失敗に満ちた最初の夜から、静かに幕を開ける。