あらすじ

朝7時42分。 いつもの電車。 いつもの車両。 いつものドア。 そして、いつも私の前に立っている男性。 話したことは一度もない。 名前も知らない。 ただ、半年も同じ電車に乗っていれば、 その人が次の駅で少し右に寄ることも、 雨の日だけ一本早い電車に乗ることも、 なんとなく分かるようになる。 そんなある朝。 彼が電車を降りる直前、私に小さな封筒を渡した。 中に入っていたのは一枚の紙。 『明日から、この電車には乗りません』 それだけだった。 なぜ、それを私に? 名前すら知らない二人の、 最後になるはずだった通勤時間の話。

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カクヨム
カクヨム2026/09/04
  • 現在の作品毎朝同じ電車で私の前に立つ男性が、ある日突然「明日からこの電車には乗りません」と手紙を渡してきた