あらすじ
名前を盗む怪異がいるらしい、と知ったのは、橋渡黎子の元に送られた手紙の内容からだった。
曰く、ある狐に名前を盗まれてしまったらしい。
今回の依頼は、その名前を取り戻すことだ。
黎子は社長椅子に座りながら、手紙に目を通す。
「おいチビ、この『名前を盗む狐』について調べとけ」
「ええ〜僕今忙しい……」
「この間、アタシに黙ってにゃおにゅーるを摘み食いしたのはどこのどいつだったかな」
「ぜひ僕にやらせてください」
全く仕方のない従業員を前に、黎子は煙草の煙を吐いた。
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『名前を盗む狐』
危険度★☆☆☆☆
突如として現れた怪異。
目の前に現れ、人間に名を問い、答えた人間の名を盗む。
名を盗まれた人間は、徐々に廃人と化していった。