あらすじ

高校二年生の清水正義は、喧嘩、暴言、器物損壊と問題ばかり起こす不良少年。 だが本人には、自分が悪いという自覚がまるでなかった。 「向こうが悪い」 「勝手に泣いただけだ」 「俺は悪くねえ」 そんな正義の頭上に、ある日突然、黒い鏡が落ちてくる。 そこに浮かんだのは、人間の悪い行いと、その先に待つ未来を映し出す――『因果鏡』。 そして目録の三番目には、なぜか正義自身の名前があった。 さらに因果鏡が映し出したのは、 幼馴染・加賀美陽葵の死。 妹・清水聖の死。 二人が死ぬ未来へつながっている原因は――正義自身が積み重ねてきた悪因だった。 「今の因果が変わらなければ、二人は死ぬ」 因果監察官を名乗る黒い羽の少女・ミコからそう告げられた正義。 だが、長年染みついた性格はそう簡単には変わらない。 人助けをしようとして人を怖がらせ。 善行のつもりで迷惑をかけ。 謝ろうとしても怒りがこみ上げる。 それでも。 大切な二人が死ぬ未来だけは、絶対に認められない。 悪因残量――2100。 これは、自分を悪人だと思っていなかった少年が、 自分のしてきたことと向き合いながら、 大切な人たちの未来と、自分自身の生き方を変えていく物語。

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小説を読もう2026/09/04
  • 現在の作品悪因2100