あらすじ
名門将軍家の令嬢、霍桃蘭(フオ・タオラン)。
剣を握れば男顔負け。
曲がったことが大嫌い。
そして何より――とんでもなく喧嘩っ早い。
そんな問題児の娘を前に、父は言った。
「後宮へ行け。皇帝ぐらい従えてこい」
こうして桃蘭が放り込まれたのは、華やかな妃たちの世界――ではなく。
後宮の雑務を一手に引き受ける、最下層の「藍色宮」。
身分は、ただの下級宮女だった。
待っていたのは掃除、洗濯、山積みの雑用。
偉そうな先輩。
無駄だらけの仕事。
誰も疑問に思わない、後宮の古いしきたり。
「……なんで、こんな面倒なやり方してんのよ?」
掃除の導線を変え。
洗濯場を作り変え。
理不尽には真正面から喧嘩を売り。
困っている仲間がいれば放っておけない。
桃蘭が暴れるたび、藍色宮が変わる。
藍色宮が変われば、やがて後宮そのものが動き始める。
そして彼女の前には、なぜか妙に偉そうな一人の衛士が現れて――。
これは後宮の最下層に放り込まれたヤンキー令嬢が、
腕力、度胸、知恵、そして仲間たちとともに成り上がり、
やがて皇帝すら従えて天下を掴むまでの物語。
※架空の中華王朝を舞台にしたフィクションです。