あらすじ
妖怪が現実に存在するようになった現代日本。
政府公認の妖怪討伐チーム――通称「勇者パーティ」に所属する神谷蓮は、戦闘能力を持たない『妖怪拾い』という職業のせいで、仲間たちから役立たず扱いされていた。
勇者たちが命懸けで妖怪を倒す中、蓮の仕事は討伐された妖怪の素材を回収することだけ。
そしてある日、ついに勇者から告げられる。
「今日限りで、お前をパーティから外す」
追放された蓮は、一人で妖怪討伐をすることになる。
だが、その直後。
倒された妖怪から現れた黒い魂――『妖魂』を拾った瞬間、蓮の中に未知の力が宿った。
『固有能力――鬼腕を獲得しました』
そこで初めて知る。
『妖怪拾い』は、妖怪の死体を拾うだけの職業ではない。
倒した妖怪の魂を拾い、その力を自分のものにできる――唯一無二の最強職だった。
餓鬼、河童、天狗、鬼、雪女、大妖怪。
倒した妖怪が強ければ強いほど、蓮もまた強くなる。
一方、蓮を追放した勇者パーティは知らなかった。
自分たちが捨てた「役立たず」が、やがて日本最強の妖怪ハンターへと成長していくことを。
これは、妖怪を「拾う」ことしかできないと馬鹿にされた青年が、妖怪の力を喰らい、最強へと成り上がっていく物語。