あらすじ

あらすじ 「無級が口を挟むな」 一級クラン「暁星」の記録補助員、柊透。 彼の仕事は、迷宮で死んだ探索者の最期を読み取り、遺族に届けること。戦わない。稼がない。誰も志望しない職種。七年間、分け前はゼロだった。 そして今日、隊長の鷹取に一言で追い出される。 誰も知らなかった。 彼が最後まで届けきった記録は、その人の技術ごと、彼の中に残るということを。 七年で、一万人分。 一方その頃、暁星は最下層で消息を絶っていた。 この孔で死んだ者に、遺体は残らない。記録する者もいない。 ――彼らの名前を残せる人間は、もうこの街に一人しかいなかった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/04
  • 現在の作品最期を記録するだけの仕事だと笑われた俺、実は死んでいった一万人の技を継いでいました