あらすじ
「怪しいものではありません。ただの幽霊です。安全ですから」
引っ越し先のマンションに住んでいたのは、申し訳なさそうに佇む幽霊だった。
過労死した元公務員・古谷誠一。真面目すぎて、死んだ男。
頼まれたら、断れない。理不尽にも、ただ耐えるしかない。
社畜として、過労死寸前まで追い詰められていた営業マン・田中直人は、この不思議で有能な幽霊を、仲間にすることになる。
最初は、ささやかな投資の助言だった。
次に、企業の裏側を暴く調査。
小さな一歩の積み重ねが、いつしか――企業の裏金、乗っ取り屋、癒着した政治家までも巻き込む、大きな戦いへと変わっていく。
有能な幽霊と、過労死寸前だった営業マン。
この凸凹コンビが、理不尽がまかり通る世界に、風穴を開けていく。
これは、自分の人生を取り戻そうと決意した男が、幽霊を味方に、成り上がっていく物語だ。
現代ファンタジー×社会派ヒューマンドラマ