あらすじ
三百年間、井戸の底で溺れ続ける少女。
それを祓うために現れた男は――
褌一丁。
たくあん三本。
味噌樽一個。
「味噌汁飲みたいだけだ。ついでに祓う」
……本当に祓い屋なのか、こいつ。
笑っていいのか。
怖がればいいのか。
泣けばいいのか。
たぶん全部である。
これは、永遠に沈み続ける少女と、
自分自身もどこかで沈み続けている、
口だけは達者な味噌好きの男の話。
そして最後に残るのは、
幽霊なのか、記憶なのか、
それとも一本のたくあんなのか。
あなたの中にも、まだ沈んだままの何かがありませんか。
※読後、味噌汁が少しだけ沁みます。
※褌は出ます。
※たくあんも出ます。
※感動も出ます。
※作者の正気は出ません。