あらすじ
【登場人物】
・刀儀 始(つるぎ はじめ)
故人。疑似一卵性の五ツ子の実父。警察関係の戦闘職。犯罪組織壊滅作戦時に殉職。和風美形タイプで普段着は浴衣と鉛入りの仕込み下駄。帝(みかど)の最初の夫。あの世から、問題人間の將人(まさと)を監視している。
・籭 將人(とおし まさと)
《超人類》上級判定者。本当は太古に滅んだ鬼種の王族、その先祖返り。人間の精神構造をしておらず、人間=石コロな感覚。ただし帝だけは、最愛の女神という状態。警察の戦闘職大連隊隊長。末っ子昴流(すばる)の実父。
・籭 帝(とおし みかど)
《超人類》上級判定者。警察の戦闘職。始と將人と同じチームに在籍した、伝説扱いの拳銃使い(ダブルスピード・ガンナー)。
・籭 崇緒(とおし たかお) 長男。何気にカルマ値が高すぎる。
・籭 不覇(とおし ふわ) 次男。丁寧語が特徴。
・籭 嘉邪(とおし かや) 三男。寡黙で無貌(むぼう)。父親譲りの術を扱える。
・籭 鯉鬼(とおし りき) 四男。男言葉。割りと粗忽者(そこつもの)。
・籭 非鷺(とおし ひろ) 末っ子。副業「黒服さん」。
本来、受精卵は4分割(よんぶんかつ)まで。それ以上分割すると、「人」になる細胞の全能性が失われてしまうので、本来、この五ツ子は二卵性。ただし、受精卵の一つが遺伝子レベルで自己改変(じこかいへん)して「オナジモノ」となったので、全員の遺伝子配列は99,7%以上同じ。ゆえに妹の昴流に「金太郎飴」呼ばわりされるが、全員超絶美形。《超人類》超上級判定の特A級。髪が長いのは、能力バランサーだから。「真面(マジ)で昴流LOVE♡」な、おにーちゃんズ。
超絶美形のために小さい頃から異性関係がいろいろ大変だったのだが、或る日、昴流も可憐で匂い立つ美人なのに「性格ブス」ではないことに気が付き、スキが恋心へ。
・籭 昴流(とおし すばる) 末っ子。特A級だが、システムスキャンを誤魔化しC級判定。C級までが上級判定です。
実父が「籭 將人」。鬼としての資質が父親よりも純化してる。本人は自分の美貌に自覚がなく、顔はどーでもいい派。女の敵と犯罪者、そして兄達に対して躊躇なく「予讐(よしゅー)」と「復讐」をする女の子。「金太郎飴」の見分けが致命的に出来ずに、それが理由でセクハラされる。五ツ子とは5歳違い。
背が低くて胸が大きい……のが、唯一のコンプレックス。
・小鳥遊 彼方(たかなし かなた) 体裁上、兄。
・小鳥遊 行方(たかなし ゆくえ) 体裁上、妹。いつも赤い着物を着ている。
世界屈指の《小鳥遊財閥》の後継者候補。……といっても、もう事実上は彼方が後継者。染色体が3倍体なのだが、彼方は「X」がひとつ行方は「Y」がひとつ機能していないので、外見上の性別が違って見えるソックリ一卵性双生児。昴流の良き親友。
・蝶花楼 遊人(ちょうかろう ゆうと) 美形で外道な世界最高位の魔術師。とんでもなく迷惑な人種で、不覇のストーカー。
【舞台世界とお約束】
《倭王国(やまとおうこく)》という、世界で最も科学が進んでいる大国。規模は地球のパンゲアぐらいはある。量子コンピュータなどというものが過去の遺物なくらいの先進国家。
《超人類》上級判定の身体能力が半端ナイので、国が喉から手が出るほど欲しがっている人種だが、謎が多く人工的に作る事が出来ず、《超人類》同士の婚姻で出生率をあげようとしている。そしてたとえ近親結婚をしても子供に霊質的異常や肉体的異常が生じないことは研究済みなので、近親婚すら普通に認可している。←昴流の頭痛のタネ。