あらすじ

「君は失敗作だからいらないわ。役にも立たないし、なにもできないし、可愛くもないし、もういらない。ばいばい」 そういうと仮面の魔女の女の子は自分が作り出した仮面の魔女のお人形の女の子のくるしみをぽいっと尖ったがけのところから深い深い真っ暗な闇の中に捨ててしまいました。 くるくるとゆっくりと回りながら、落下すると言うよりはなんだか沈んでいくみたいなゆっくりとした動きで、くるしみは闇の中に落ちていきました。 闇は本当にとっても深くていつまでたってもそこがありませんでした。 闇の中を落ちている間、くるしみはご主人様の仮面の魔女の女の子のことを思っていました。 もう一度ご主人様に会いたいって思ったけど、捨てられてしまったのだから、ご主人様はもうくるしみとは会ってくれないでしょう。そのことがとっても悲しかったのです。『もう二度と、私はご主人様に会えないんだ』ってくるしみは思って、泣いてしまいました。 闇の中に落ちているくるしみの流したきらきらと輝く大きな涙は、落ちていくくるしみとは反対に空にのぼっていくみたいに見えました。

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小説を読もう2026/09/03
  • 現在の作品捨てられてしまった仮面の魔女のお人形の女の子のくるしみ。