あらすじ
ある日、十五歳の姫・実代は、付き人の爺やから告げられた。
「この歳では、もう姫様をお守りするのも限界でございます」
そこで爺やは、実代の新たな護衛を探してきた。
その者の名は──《勇者》。
そう聞かされていた実代の前に現れたのは、
記憶喪失の《幽者》だった。
「俺が護衛をする代わりに、俺の記憶探しを手伝ってほしい」
幽者が持っていた唯一の手掛かりは、一枚の紙。
そこには、幼さの残る字で、
『ゆめ ゆうしゃ ひょう』
と書かれていた。
そして紙の裏には、桃色の花の絵。
それが何を意味するのか、幽者自身にも分からない。
ただ、「勇者になりたかったのだろう」と、彼は笑う。
なぜ幽者は幽霊になったのか。
なぜ旧城にいたのか。
そして、《ゆめ ゆうしゃ ひょう》という言葉は何を意味するのか。
頭を抱えながらも、実代は幽者を護衛として受け入れ、その記憶を探す手助けをすることになる。
姫と、明るく陽気な記憶喪失の幽者。
二人の不思議な物語が、今、幕を開ける。
※のんびり更新していく予定です。そのため、更新頻度は遅めになります。
※こちらの作品は、作者独自の世界観で作られています。
和風なのか洋風なのか分からない要素や、「なんでもありじゃん!」と思われるような謎の設定が多々登場します。
また、作者は歴史に詳しくないため、「何その設定?」となる部分もあるかと思います。
雰囲気と物語を楽しんでいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたしますʅ(◞‿◟)ʃ