あらすじ

十五歳の公爵令嬢セレスティアは、領地の帳簿から奇妙な不一致を発見する。 五十年以上も税を納め続けているのに、どの地図にも載っていないラトナ村。父に調査を退けられたセレスティアは、若き法務官志望のユリウスとともに、村を探して北東の森へ向かう。 忘却魔術に隠された道の先で見つけたのは、永遠の眠りについた百二十三人の村人たちだった。 ラトナ村は百年前、王家への命令に逆らった罰として、人々の記憶と地図から消されていた。しかも三日後には封印が完成し、村そのものが世界から消滅してしまうという。 村を救うには、セレスティア自身が身代わりになるしかない。 そう告げられた彼女は、帳簿に残された数字と、公爵家が百年間受け取り続けた税を手がかりに、犠牲を出さず封印を解く方法を探し始める。 「地図から名前を消せても、そこに人々が生きていた証拠までは消せません」 これは、後に伝説の悪役令嬢と呼ばれるセレスティアが初めて理不尽な王権へ立ち向かい、契約と記録の力で忘れられた村を取り戻す、彼女の知られざる原点の物語。

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小説を読もう2026/09/03
  • 現在の作品公爵令嬢セレスティアと、地図から消えた村