あらすじ

舞台は中国明代をモデルにしたオリジナル国、紅梅国。燕家が治める王朝の後宮。  後宮の洗濯係として過ごしている周花月(しゅう かげつ)は、父を殺され、叔父によって後宮に売られた少女だった。薬師の父に育てられ、父に憧れて都で薬を修めたが、紅梅国では女は子を産み育てるために存在する。花月は男装をしなければ薬師として振舞うことができず、己の在り方というものに迷っていたが、後宮に入れられて、ただの女官にされて、その迷いはさらに強くなっていた。ある日、薬の知識を持っているがために目立ち、美貌の宦官、かつ司礼監である呉氷輪(ご ひょうりん)に目を付けられる。彼が突如してきたお願いは、自らの失われた性器を取り戻す薬を作ってほしい、という突拍子のないものだった。  氷輪は呪術に頼っても性器が生えなかったという。呪いなぞあるはずがないと思っている花月と言い争いになり、「呪いが存在しない証明のため」に朱昭儀という先帝の妃の治療を行うことになる。  氷輪と皇帝に気に入られ、側近となる花月だったが、やがて都を巻き込む大きな事件にまきこまれていく……。 ※角川キャラクター小説大賞一次選考突破作品

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カクヨム2026/09/03
  • 現在の作品紅梅国診療語 少女は後宮にて咲く