あらすじ

剣も魔法も使えない。三十歳の営業管理部員が持っていたのは、簿記二級だけだった。 気がつくと、そこは十世紀末のコンスタンティノープル。 複式簿記も、微積分も、この世界には存在しない。だが彼はそれを使わない。 使えば目立つ。目立てば死ぬ。 彼が持ち込んだのは、日本のサラリーマンの処世術だった。 目立たない。意見を持たない。記録する。 帳簿を正確につける。ただそれだけを続けた男が、 四十年かけて帝国の財政に触れるまでの話。全83話・完結。 ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。

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カクヨム
カクヨム2026/09/03
  • 現在の作品銀の帳簿 ― ビザンツ漂流書記官異聞