あらすじ
聖女が現れた。
この国には、「王を継ぐ者と聖女が結ばれることで加護は発現する」という伝承がある。
王太子フランシスは、幼い頃から共に育ち愛を育んできた侯爵令嬢との婚約を解消し、聖女アルマと結婚した。
だが2年経っても加護は発現せず、国はかつてない国難に見舞われる。国軍を率いるアイザック・ブラニング公爵は、原因を探るため神殿を訪れ、王家とは異なる、もう一つの伝承を知る。
「この国難の原因はあいつか。ならば――俺でも良いだろう?」
そうして聖女アルマは、アイザックのもとへ嫁ぐことになった。
誠実に寄り添う彼との穏やかな日々の中で、止まっていた運命の歯車が動き始める。
これは、伝承に隠された真実が紡ぐ、聖女と王弟の愛の物語。