あらすじ

深夜二時。 鳴った注文を取った。ただ、それだけだった。 配達先は、地図にないアパート。 注文した覚えがないと言う客。 何度届けても手元に戻ってくる商品。 そして、ときどき混ざる――どう考えても「人間」からではない注文。 生活費を稼ぐため、夜の街を走るフードデリバリー配達員。 彼にとって深夜の配達は、いつも通りの仕事……のはずだった。 けれど、配達を重ねるうちに気づいてしまう。 この街では、午前零時を過ぎると、アプリに存在しないはずの「注文」が鳴る。 受けるか、拒否するか。 届けるか、逃げるか。 もっとも―― 長距離、住所不備、客からの応答なし。 怪異じゃなくても、深夜配達はだいたい怖い。 これは、現代の街に紛れ込んだ怪異と、 それでも今日の売上を追いかける一人の配達員の話。 ――その配達、本当に“人間”からの注文ですか?

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カクヨム
カクヨム2026/09/03
  • 現在の作品深夜配達員の現代怪異譚