あらすじ
【人物設定】
◎満島和晴(みつしまかずは)……ミディアムショートの茶髪、意志の強さと明るい気性の顔立ちに、眦の上がったの濃い水色の瞳の16歳の少女。性格は一匹狼気質でサバサバした性格。意志が強く、喜怒哀楽がはっきりしていて仲間想いで情に厚い。
◎鷲見透子(わしみとうこ)……銅茶のミディアムボムで、太い眉にそばかすの浮いた人懐っこそうな顔、温かみを感じる抹茶色の瞳に茶色のべっ甲フレームのメガネをかけた16歳の少女。性格は穏やかで器が大きく、のんびりマイペースタイプ。友達想いでいつも暖かく皆を見守っている。
◎高荒紫苑(たかあらしおん)……栗色の長い髪を一本のおさげにして左胸に垂らし、あまり感情を表に出さない線の細い顔立ちに、灰色がかった薄紫色の大きな瞳の16歳の少女。性格は優等生だが自分の感情を押し殺し、何事に対しても控えめで消極的。人見知りだが、和晴達にだけは心を許している。
◎中林真理(なかばやしまり)……ショートボブの暗茶色のおかっぱ頭、地味目な顔立ちに、薄い青灰色の瞳に古臭さを感じる太いフレームの黒眼鏡を掛けた、16歳の少女。性格は見た目通りのサブカル愛好家。自身の独特な世界に耽溺し、同好の志と同人誌(TL系)作りに励んでいる。対人関係が苦手なため、何かあるとすぐにパニックに陥っては奇行をさらしてしまいがち。
◎大塚美麗(おおつかみれい)……乱雑な肩下までの艶やかな黒髪に、小麦色の肌。つり目がちな切れ長の赤紫の瞳に彫りの深い顔立ちは不愛想で、いつも怒って見える16歳の少女。性格は我が道を行く唯我独尊タイプ。他人に心を開かず、気性が荒いため他人とのトラブルが絶えない。唯一、子供の頃から同じ環境で育った和晴にだけは心を許している。
◎黒姫結(くろきゆう)……青みを帯びた背中までの長い黒髪。透けるような白い肌に、どこかミステリアスで感情の読めない濃青の二重の瞳に、品のある華やかな目鼻立ちの16歳の少女。性格は常に上品に控えめで、どこか浮世離れした雰囲気。誰にも関心が無く、虚無感を感じながら生きている。
◎妹尾夏樹(せのおなつき)……身長は175cm。天パの明るい紅茶色のショートヘア、小麦色の肌の素朴な顔立ちに、たれ目がちの明るい緑の瞳の16歳の少女。性格は快活で、体を動かすのが好きで運動神経が高い。寛容的で、あまり深く考えない直感型の人間。
◎エルディオン……淡いプラチナブロンドの髪は肩まであり、あちらこちらにはねてボサボサで、その前髪が顔を隠すように垂れているが、白く鼻筋の通った顔立ちは分かる。年齢は二十代前半程。性格は笑っているがどこか空虚で、何を考えているかうかがい知れない。
◎アヴァリース……浅黒いの肌に、頭部にまるでドラゴンを模した仮面でも着けているかのよう。その背後には何十匹という蛇に似たものが生えている。下半身は人間ではなく蛇、長く十数メートルはありそうな紫色の胴体が伸びている。性格は妖艶で狡猾。
◎フェム爺さん……ヤギの姿をした異形の人間。夏の期間、高山地帯ででヒツジやヤギの放牧をしている羊飼いの老人。
【世界設定】
約三百年前の惑星“レシアス”ーーー地球人とよく似た外見のセフィラの民によって繁栄した文明が存在した。
民は三つに階級化されていて、一番上位の第一階級を“ゼオラ”と呼び、それに次ぐ第二階級を“エルマトラ”といい、最下級の第三階級を“クームワン”と呼ぶ。
その三つの階級の下に、使役階級とされるセフィラによって人工的に生み出された三つの使役種族が存在した。
一つは“ヴァンディーク”と呼ばれる種族で、セフィラの下働きとして汎用的に使役されていた。もう一つは“ロゾン”と呼ばれるロボット種族で、セフィラの警備や軍事を担っていた。もう一つは“ラジャオーム”と呼ばれ、力仕事や単純労働を担っていた。
セフィラの民と使役階級の三種族は、非局所性の宙域ネットワーク“アドゥラス・システム”を生体部品として内蔵しており、アドゥラスシステムは上位次元を動力源としており、最上位であるゼオラはアドゥラスシステムの中で“エーテル体”として存在し、肉体から逸脱した上位存在としてセフィラの民に君臨していた。
ゼオラの中でも最上位の存在―――全てのセフィラの民を統べるのは、“アドゥラシオン霊皇国”の霊皇(れいおう)だった。体は黄金の完全なるエーテル体で、四つの瞳と四つの光翼を持つ神々しい異形の存在であった。
他の二種族は、エルマトラは両性具有や無性など多種多様な姿形を取り、最下位のクームワンは人間と同じ男性と女性に分かれていた。
文明が発達していく中で、セフィラ文明はとうとう人工惑星まで生み出すに至る。
その環境や生態系を“核”となって操作するために生み出されたのが“天命人(テイドラ)”と呼ばれる人造人間達だった。
“エルディオン”に“ヴォルディーン”、“アヴァリース”がそれぞれの惑星の核として生み出され、“シルヴァーン”はテイドラの失敗作として実験材料として生かされていた。
しかしテイドラとしての人生に疑問を抱いたエルディオンによりアドゥラスシステムは乗っ取られ、レシアス他三つの人工惑星は破壊され、セフィラの民は姿を消してしまった。