あらすじ

神格鑑定士・久慈すずめが派遣されたのは、地方の小さな集落。 調査対象は、人の姿をした未鑑定神格――ユラ。 ユラには、触れたものを三分間、その場から動けなくする力があった。 荷物も、車も。 そして、人間も。 事故を防げる。誰かを助けられる。 便利な力だと、誰もが思った。 けれど一度その力を受けた人間は、次にユラの手が伸びた時、ほんの半歩だけ後ろへ下がる。 「助けて」と呼ばれる。 「触るな」と拒まれる。 そんなユラが望んだ鑑定結果は、たった一つだった。 ――「この神様の力は、人間には効かない」。 神様を正しく鑑定するために来たすずめは、やがて問われることになる。 危険から人を救えるなら、 本人が嫌がっていても、救っていいのか。 そして最後に、彼女が調べていた「最初の事故」の意味まで覆る。 神様は「トメラレナイ」。 人間もまた、神様をトメラレナイ。

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カクヨム2026/09/03
  • 現在の作品神様は「トメラレナイ」