あらすじ
「あなたとドキドキして死ぬなら本望です」
——余命100日の美少女と、彼女の命を削りながら恋をした。
他人の頭上に「心拍数(残り寿命)」が数値となって見えてしまう高校生・相原奏多(あいはら そうた)。
過去の悲しい経験から「決まった運命は変えられない」と絶望し、他人と距離を置いて生きてきた。
そんなある春の日、奏多は頭上に『10,000,000(一千万回)』という異質な数字を掲げた少女・竹沢菜々花(たけざわ ななか)と出会う。
一日約十万回の鼓動——彼女の命のリミットはおよそ「100日」だった。
成り行きで彼女と過ごすようになった奏多だが、恐ろしい事実に気づく。
菜々花が奏多を意識し、笑い、胸を踊らせて鼓動を早めるたび、彼女の寿命は急速に削られていくのだった。
「僕と一緒にいると、君の命が縮むんだ!」
「ベッドの上で長生きするだけの人生なんて要りません。私は最後の1秒まで、奏多くんとたくさんドキドキしたい!」
彼女の体に隠された悲痛な過去。逃れられない運命の秒読み。
命が削られると知りながらも全力で恋をした二人を待つ、切なくも眩しい結末とは——。