あらすじ
二年に及ぶ異世界の旅路を終え、私たちは成長と記憶を育んだこの土地へ帰還した。
目の前には、もはや幼き日の面影はない。
私の故郷・台湾は、かつて世界から東方の「フォルモサ」と讃えられ、その原生の神秘的な風貌は多くの人々を魅了した。
だが今、自由世界の言論権を守り、正統なる主権と民主の繁栄という希薄な資源を必死に護り続けている。
「林文」
「木村洋介」
今度は、私たちが自らの世界と背後の家園を守る番だ。
海峡を越えて迫り来る、殺戮と苦難をもたらす邪悪な嵐を正視し、
この肉体の身であっても、家国に一刻の安寧をもたらすため戦わねばならない。
元清川
張家の外孫で総統の孫。異世界帰還後、海軍科へ進む責任感の強い青年。
元明幽
総統の孫娘で帝大外文系。兄への依恋が強く、将来は議政で兄を支援する志を持つ。
林文
異世界で清川と共に戦った戦友。陽気で義理堅く、陸軍科へ進む。
木村洋介
最年少の勇者で清川を慕う弟分。帝大附属高一年、将来は砲兵科志望。
沈陌
帝大経済系の学生会会長。正統派の青年で、妹の恋人である清川を厳しく見つつ認める。
李敏
張家に育てられた帝大外文系。清川の前恋人で、現在は沈陌の婚約者。
沈茜
清川の恋人で正宮。明るく率直、家の圧力を理解しつつ彼を選び続ける。
神楽未来
愛知県出身の帝大附属高一年。穏やかで観察力が高く、洋介の同級生となる予定。
陳姝妤
国光病院の看護師。元家兄妹を支え、清川の自責を外側から和らげる存在。