あらすじ
「白亜の幽閉塔」に囚われた公爵令嬢アリシアは、数千万通りの男女の愛の記憶を脳内に流し込まれ、人々が喜ぶ恋の場面を組み合わせる「模写の聖女」として虐げられていた。
観客たちの理不尽な要求に応え続ける日々に限界を迎えていたある日、許容量を超える矛盾した注文によってアリシアの精神は崩壊の危機に瀕する。
その窮地を救ったのは、美と秩序を司る「宮廷画壇の守護者」エディアルド公爵だった。
彼は理不尽な注文を打ち砕き、アリシアを呪縛から解放する。
便利な道具としての役割を脱したアリシアは、彼と共に自分たちの未来を描き出すことを誓うのだった。