あらすじ
日本には、誰も知らない「異常」が存在する。
存在しないはずの部屋。
入った者が二度と戻れない建物
夜になると、住人のいない家で起こる不可解な現象。
それらを監視し、記録し、管理する会社がある。
株式会社環境管理監視事務所
藍沢華衣は、年俸の高さだけを理由にその会社へ入社した。
配属先は、異常監視部。
勤務時間は、午前零時から午前六時までの6時間
仕事は単純だ
異常が起きたら記録する。
異常が起きなければ、それも記録する。
そして、決められた手順に従って報告する。
ただし、監視対象の中には――
「一度入ったら、二度と出られない場所」も存在する。
これは、異常を倒す英雄の物語ではない。
ただの会社員が、今日も午前零時から異常を監視する。
これは、そんな彼の業務記録である。