あらすじ
旅の途中で倒れていた彼女を助けたのは、
人助けをしながら旅をする、青い髪の旅人・きよ。
そして倒れていた彼女は、自由を求めて研究所を飛び出したアンドロイド・TAROだった。
性格も、出自も、考え方もまったく違うふたり。
そんなふたりは、ひょんな出会いから一緒に旅をすることになる。
笑って、食べて、働いて。
時にはぶつかり、時には支え合いながら、
ふたりは旅の途中でさまざまな人と出会っていく。
誰かの後悔。
誰かの悲しみ。
誰かを大切に想う気持ち。
そして、何気ない日々の中にある小さな幸せ。
人の心をまだよく知らないTAROは、旅を通して少しずつ「嬉しい」「寂しい」「大切にしたい」という感情を知っていく。
そして、合理的に生きてきたきよもまた、TAROとの旅や人との出会いを通して、自分の中にある想いと向き合っていく。
ふたりが探しているのは、
特別な宝物でも、輝かしい名誉でもない。
─「自分とは何か」─
そして
「誰かと一緒に生きるとは、どういうことなのか」
これは、
人間を知りたいアンドロイドと、人の人生に寄り添いながら旅をする旅人が、出会いと別れを繰り返しながら、少しずつ心を育んでいく物語。