あらすじ
5歳の主婦・陽子は、会社員の夫・雅、10歳の娘・美咲、8歳の息子・翔太と暮らしている。パートで働きながら家計をやりくりする陽子だが、最近気になるのは、スーパーで少しずつ値上がりしていく野菜の値段だった。
「少しでも家計の足しになれば……」
そんな思いつきから、陽子は庭の片隅を耕し、家庭菜園を始めることにする。
最初に挑戦するのはキュウリ。続いてナス、トマト、ピーマン、大根、ニンジン……。
しかし、野菜づくりは思ったほど簡単ではない。虫がついたり、病気になったり、実がならなかったり、収穫のタイミングを逃したり。陽子は失敗するたびに調べ、工夫し、少しずつ野菜づくりを覚えていく。
そして、初めて自分の手で育てた野菜を家族で食べたとき、陽子は気づく。
家庭菜園は、単なる節約ではない。
土に触れ、植物の成長を見守り、収穫した野菜を家族で味わう――。そこには、スーパーでは買えない小さな幸せがあった。
野菜の育て方を楽しみながら学べる、初心者主婦・陽子の家庭菜園奮闘記。
一話完結形式で、一つの野菜を「種まき・苗植え」から「収穫」まで描いていきます。