あらすじ

十年間、剣を振るい続けた。魔王を討ち、国境を守り、疫病の村を救い、気づけば「剣聖」と呼ばれるようになっていた。すべては、大切なものを二度と失わないため。すべては、この国と民のため。 だが、戦が終わり平和が訪れた途端、俺は用済みになった。 増えすぎた名声は王家にとって脅威となり、でっちあげられた謀反の罪を着せられ、かつて命を賭して守った民が見守る中、断頭台の露と消えた――はずだった。 目覚めた時、俺は十年前に戻っていた。まだ何者でもない、ただの傭兵だった頃に。 剣聖としての力と記憶はそのままに、俺は誓う。今度は、この国のために剣を振るわない。 王国が滅びようと、貴族どもが泣き喚こうと、知ったことか。俺はただ、自分自身のためだけに生きる。 これは、尽くし尽くして切り捨てられた剣聖が、二度目の人生で己の道を選び直す物語――そして、彼を失った王国が、緩やかに崩れ落ちていく物語。

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小説を読もう2026/09/03
  • 現在の作品国を救った剣聖ですが、平和になった途端に処刑されました。十年前に戻ったので、今度は王国を救わず好き勝手に生きます